ここ、市野川である理由



地元の人たちの生業により生み出された風景が、

市野川のおいしさであること。

 

地元の人たちの暮らしぶりから、

幸せの匂いがすること。

 

穏やかに暮らしを営み、

命を繋ぎ続けられる安心感。

 

そんな真の豊かさが、

港町・勝浦の丘のうえの集落「市野川」にあるから。

 

特に、集落の高齢化ももろともせず、

市野川のじいちゃん、ばあちゃんたちは

日々、アクティブに活躍しています。

そんなアクティブな地元の人たちの姿に、

元気をお裾分けいただくこともしばしばです。

 

だから、あくまでも暮ラシカルデザイン編集室は、

市野川という「ローカル」なコミュニティが基点となり、

拠点となります。

「辣韮の皮」を剥き続けること



一方で、大きな産業がなく、交通も不便な市野川では、

少子高齢化が進み、

50年続いた盆踊りはなくなり、

やがて集落自慢の竹林が荒れてくるようになりました。

 

豊かさに包まれる市野川。

 

「その豊かさは何でなのか?」

 

その疑問と同時に、

 

「このままでいいのか?」

 

10年、50年先を見据えたその問いからも、

目を逸らすわけにはいきません。

 

それらの疑問、問いに対する一つひとつの事実を、

辣韮(らっきょう)の皮を剥くように掘り下げていくこと。

 

何枚も、何枚も、皮を剥き続けることが、

暮ラシカルデザイン編集室の使命です。

 

辣韮の皮を剥き続けると皮しか残らないのと同じように、

豊かさに明確な答えはありません。

その佇まい、あり方そのものが真実だからです。

縦軸と横軸の綾なすデザインを編集する



編集室は市野川という「ローカル」が

基点であり、拠点であります。

ですが、

ひとつの集落だけで何かをするには限界があります。

 

ローカルというフィールド的な軸に、

社会と環境に寄り添う「エシカル」、

故きを温(たず)ねて新しきを知る「クラシカル」。

この二つの軸をさらに交差させることで、

活動のフィールド、

そして可能性を広げたいと考えています。

 

市野川だけではなく、勝浦市、

そして勝浦を取り巻くいすみ市、大多喜町、御宿町、

さらには房総全体のスケール感のなかで、

ローカルを捉えてみる。

 

一方、

山と海、若いと年配、田舎と都市、古い価値観と新しい価値観

・・・・・これらを対立項として捉えるのではなく、

お互いの得意なこと、できること、楽しいことを

交換、循環、交流してみる。

 

それぞれが別々ではなく、

機織りの美しい生地のような房総の姿を、

ここ、市野川を拠点に模索していきたいと考えています。

誇りを再生産して、

みんなが「地域の編集者」になれる地域



一人ひとりが豊かさを感じられる暮らし。

食べていけるだけの商いが成り立ち、

多様なカタチで存在する生業。

 

その生活者目線の豊かさを求める姿勢こそが地域おこしであり、

その生活を脅かす「地域おこしらしきコト」ならば、

むしろ沈静化すべきではないでしょうか。

 

編集室では地域おこしの主体者として活動するのと同時に、

地域の中に既に「あるもの」を編集することで、

地域「おこり」の一助になりたいと考えています。

 

地域の編集とは、

 

「『あるもの』を活かし、

 デザイン(編集)することにより、

 新たなモノやコトを創造する活動」

 

ここで云うデザイン(編集)とは、

「あるもの」と「あるもの」を組み合わせたり、

足して二で割ってみたり、

表現方法を変えてみたり、

置かれる立場を変えてみたりすること、

またはそのきっかけをつくることです。

  

例えば地域の情報を伝えることについて。

地元の人たちが地域の編集活動にかける熱量の

背景や過程、結果を

しっかりと読み手に送り届ける。

そうして地域内外からの

「いいね」「おもしろそう」

という声が集落に訊こえ出した時、

それは地元の人たちの自身や誇りになります。

地域にかける熱量を循環させることで、

地域の誇りを再生産していく。

その流れが確かなものになった時、

そこらじゅうに地域の編集者が生まれていることでしょう。

 

地域の豊かさを継続し得る、人々の熱量の再生産。

そこに暮ラシカルデザイン編集室の存在意義を追求していきます。

 

編集・発行人 沼尻亙司

発行所 暮ラシカルデザイン編集室

299-5202

千葉県勝浦市市野川194

お問い合わせ



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