勝浦市マチナカカフェの定番「cafe solare(ソラーレ)」で、文化の調べが聴こえ始めています

 

「cafe solare」

勝浦市勝浦43-2

水・木曜定休

先日、市野川移住後、初めて勝浦市のマチナカにある「cafe solare」さんを訪ねました。ソラーレさんは店主の藤平さんが切り盛りしているカフェで、今年でオープン8年目。勝浦市では貴重な手作りパンやベーグルのほか、テイクアウトできるマフィンやケーキも好評です。

 

ガラス張りの明るい店内には三つのテーブル席と、こぢんまりとしたカウンター席が設けられています。場所柄、勝浦朝市会場からも近いので、朝市ショッピングの帰りに立ち寄るのにもうってつけですね。


墨名地区の前の家から徒歩圏内だったこともあり、勝浦市へ移り住んでからはちょくちょく利用させていただいています。私はモーニング(~11時。パンとサラダ、ドリンクがセットになっていてお得)を頼んでパソコン仕事をさくさく進める、ノマドワーキング的な使い方がメイン。仕事がひと段落した頃に、藤平さんと勝浦情報を交換するのがまた楽しみの一つでした。そのせいか、よくよく考えたらランチを注文するのはこの日が初めてでした。


と、いうことで、本日のランチメニューを一瞥。パスタは「ほうれん草とベーコンのトマトスパゲティー」、ご飯ものは「野菜たっぷりヘルシースープカレー」という内容。

 

ですが、普段聞き慣れない「トルタサンドセット」にしてみることにしました。トルタはやや固めのさっくりとした食感のパンで、南総豚、アボガド、チーズ、トマト、レタスがサンドされています。このカジュアル感がいいですね。あっという間に平らげてしまいました(笑)


食後、ふとカウンターを見るとCDが置かれていることに気が付きました(後で勝浦朝市寄席のチラシを置いていただいちゃいました)。

 

『勝浦市を中心に幅広く活動している手風琴のCDです』

 

と書かれています。

詳しく尋ねてみると、なんとカウンター席に座られているのが「手風琴」のメンバーの一人、ピアノを担当されている狩野さんでした。いやはや偶然の出会いに驚きです。

 

「手風琴」は狩野さんほか、以前、広報かつうら連載『かつうらしいひと』で取材させていただいたアコーディオン奏者の渡辺ヒロ子さん、ギター担当の新島さん、パーカッションの福嶋さんの四人で構成されるユニット。手風琴はアコーディオンの和名だそうです。このたび、CD「Soaring」をリリースされたのです。ちなみに「ソアリング」とは「急上昇する」などの意味があるようです。

 

現在、ソラーレさんの店内BGMにも使われており、落ち着いたカフェ空間を演出してくれています。時にアグレッシブに、時に緩やかに。じっくり耳を傾けると、心地良さに満たされていきます。6曲入で1000円。私も一枚購入させていただきました。CDはソラーレさんのほか、ヒロ子さんのやられている渡辺学習塾やPC・携帯ショップのデジ丸で販売されているそうです。

 

実は以前、ヒロ子さんにもここ、ソラーレさんで鉢合わせになったことがあります。なにか、ソラーレさんにはアーティストの方々を引き寄せる雰囲気があるのでしょうか。文化の調べが、港町のカフェから少しずつ広まっていくといいですね。