鮮やかな夏を閉じ込めたコーヒーグラスの水滴…海辺に臨む特等席で過ごす~勝浦市「Banzai Cafe」

 

勝浦市松部1545

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この日はナス、アスパラ、ベーコンのトマトクリームのパスタを。松部漁港を眺めながら味わいます
この日はナス、アスパラ、ベーコンのトマトクリームのパスタを。松部漁港を眺めながら味わいます

R128は「外房黒潮ライン」とも呼ばれ、太平洋に面した海岸沿いを走ります。勝浦市松部では、国道のすぐ脇が海。澄み切った海は浅瀬の岩礁を映し、エメラルドグリーンからコバルトブルーへと、碧のレイヤーが清らかに広がります。潮風を重ね合わせると、こんな色になるのでしょうか。

 

そんな松部の海を眼前に臨むカフェがここ「Banzai Cafe」。白亜の建物が、燦々と夏の日差しを浴びて輝いています。


久しぶりにBanzai Cafeの中に入ると、中村健太郎さんが「あっ、どうも!」っと、爽やかな笑顔を魅せてくれました。

 

健太郎さんは奥様の奈苗さんとともに、2007年に勝浦市へ移住。奈苗さんはダイビングのインストラクターとして、四季変化する勝浦の海の中の魅力を伝えています。実はBanzai Cafeはダイビングショップ「ばんざいダイバーズ」の拠点でもあり、ダイバーたちがゆっくり食事をできるところとして親しまれています。一方、旦那の健太郎さんはcafeを切り盛りし、主に料理を担当されています。

 

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■ヨガも行われているそうですよ →  ● 

■昨年、広報かつうら連載「かつうらしいひと」で奥様を取材させていただきました。「かつうらしいひと」vol.3 中村奈苗さん~勝浦の“財産”に、本当の豊かさがある →  ●  

 

Banzai Cafeの1階はBARのようなムーディーな雰囲気。アルコールも揃っています。そして、2階。ここの造りが圧巻です。

 

部屋に入って目に飛び込んで来るのは、海に向かう大きな一枚窓。窓から見える風景、というよりも、風景がカフェの中に入り込んできたようなインパクトがあります。私は空いている時、この窓を臨むソファ席に腰掛けます。

 

波間に溢れる光の粒。

風景と、カフェ空間との一体感。

心地よく身体を包んでくれるソファ。

なんと贅沢な時でしょう。


上)正面の海の景色も素敵ですが、私は側面の窓から見える、地元の民家が連なる風景も好きです。常緑の木々に映える瓦屋根も、温暖な外房・勝浦を象徴しているかのよう 左)店内ではビーチグラスのアクセサリーや、オリジナルTシャツなどの販売もあります
上)正面の海の景色も素敵ですが、私は側面の窓から見える、地元の民家が連なる風景も好きです。常緑の木々に映える瓦屋根も、温暖な外房・勝浦を象徴しているかのよう 左)店内ではビーチグラスのアクセサリーや、オリジナルTシャツなどの販売もあります

Banzai Cafeでは、パスタ、カレー、オムライス、そして勝浦市のご当地グルメ「勝浦タンタンメン」をアレンジしたタンタンパスタのランチセットを味わうことができます。今日はパスタセットにしてみました。

夏野菜とベーコンにコクと酸味のあるソースがとろりと絡みます。そして、キリッとしたアイスコーヒーの喉越しのいいこと。40分ほどと短いながらも充実したランチタイムとなりました。

 

そうそう、昨年味わった、夏限定の「夏イチゴのシェイク」もメニューに出ていました。信州産の夏イチゴをたっぷり使ったシェイクだそうです。よろしければこちらも試してみて下さいね。