久留里の杜にそよぐ、ふたつめの風〜「はちどりの杜」。9月7日は抱さん珈琲とロサさんのパンが味わえる「おいしい朝時間」も!

 

 桜の木を望む、杜のいえ

「森」よりも、ここはもっと人間の暮らしに近い、「杜」
「森」よりも、ここはもっと人間の暮らしに近い、「杜」

フリーのカフェライターの仕事で千葉市以南を巡っています。

房総半島内陸、君津市久留里(くるり)地区は平成の名水100選に選ばれた潤いあふれる城下町です。ここでカフェの取材をしていると、九十九里町の文化のたまり場だった「はちどり食堂」でお馴染み、直美ねえさんがひょっこり姿をみせてくれました。


ということで、さっそくお宅訪問(笑)

数ヶ月前に、イレブンオートキャンプ場内の家に引っ越してこられたそう。キャンプ場の敷地内には、広がる木立の中に住宅、別荘がいくつか建てられています。はじめ、キャンプ場の中って落ち着かない環境なのでは?と首を傾げましたが、ところがどっこい、ここは那須か!?と見紛う佇まい。


ご自宅周辺を案内していただくと、近隣の住民のみなさんの手入れされている庭がすばらしく、ここの暮らしぶりそのものが、心地よい「杜」を生み出しています。


「ほどよく、手をかけているところがいいのよね」


と直美さん。9月、この木立の中でヨガを行う計画もあるそうです。

お隣さんのおじさんが飼っているヤギに餌をあげます
お隣さんのおじさんが飼っているヤギに餌をあげます
おじさんは、誰でも餌をあげてヤギに親しめるよう、好物の餌を用意してくれていました
おじさんは、誰でも餌をあげてヤギに親しめるよう、好物の餌を用意してくれていました

ご自宅「はちどりの杜」にお邪魔すると、カフェにできそうなオープンキッチンと、そして暖炉が目に飛び込んできます。越してきてまだ間もないのに、部屋の様子がすでに「ウェルカム」な雰囲気になっていて、居心地のいい空間です。さすが直美さん。


二階も素晴らしく、この空間の広がり。催しや展示など、様々なことに活用できそうです。

そして、ベランダの方へ目を向けると、正面に立派な桜の木が。この環境の良さに、もう溜め息が出んばかりです。

直美さんはカラーセラピーも行われています
直美さんはカラーセラピーも行われています
お昼も戴いちゃいました。すっと身体に染み入るおいしさ。こういう料理を毎日食べる事が出来たら…。どうもご馳走さまです!
お昼も戴いちゃいました。すっと身体に染み入るおいしさ。こういう料理を毎日食べる事が出来たら…。どうもご馳走さまです!


アクティブな直美さんらしく、「はちどりの杜」では早くも9月の催しが続々と決まっています。


●9月7日(日)8時~10時

「おいしい朝時間」


●9月8日(月)・9日(火)

「はちどりの杜×megumiYOGA 中秋の名月 お月見ヨガ&朝ヨガリトリート」


●9月14日(日)

「はちどりの杜音開き&Silence AetherCD発売記念イベント」


●9月21日(日)

「ランチ付き『森林ヨガ』」


詳細はブログ「はちどり日記」をご覧下さい。


■はちどり日記 →  ●  


「おいしい朝時間」は、大多喜町の自家焙煎珈琲店「焙煎香房・抱(HUG)」さんが出店&木更津の田園の一角にある「ロサ」さんのパンも登場するみたいですね。これは愉しそう。

 

「『やった方がいいこと』よりも

 『やりたいこと』を

 もっとやった方がいいんじゃないかな」

 

という直美さんの言葉に、すごく腑に落ちた感覚を覚えました。


久留里は数年前から、古民家カフェの「郷里(ふるさと)」さんなどがフィールドミュージアムなどの形で、アートやワークショップを組み合わせながら、古い街並を活かした活動が行ってきました。円如寺さんは萩の花の催しや餅搗きなどで、地道にこのまちの人を繋げてこられていました。一方、喜楽飯店さんのように、このまちの趨勢を見続け、学生に愛されてきた老舗もあります。


今、移住者によるカフェも出来、間違いなく久留里は「第二の風」がそよぎはじめています。近いうちに、まちの人たちが繋がり合った面白い活動が久留里で湧き上がるように生まれてくることでしょう。いや、すでに生まれてきているようです。今後に目の離せない地域です。