勝浦市興津在住のフォトグラファー、横内香子さんの写真展「かずさ【上総】」、11月12日[水]まで開催。神楽坂・アユミギャラリーにて

薄暮れの興津海岸と、浜辺で佇む猫

フォトグラファーの横内香子さん。猫好きの横内さんらしく、写真にも猫たちが登場
フォトグラファーの横内香子さん。猫好きの横内さんらしく、写真にも猫たちが登場

先日、不意に私の元に、一枚の写真展の案内が届きました。

以前、勝浦市の興津の海辺にあったカレー屋のたまやさんで写真展を開催された、興津在住のフォトグラファー、横内香子さんからだった。


勝浦市に移住されて約4年。

その房総生活なかで出逢った四季折々の表情、地元のひとたちの暮らしの営みを切り取った写真の数々を、神楽坂にある「アユミギャラリー」で展示しています。



「かずさ【上総】 横内香子 写真展」


会期 2014年11月7日[金]~12日[水]

時間 11:00-19:00(最終日は17:00終了)

会場 アユミギャラリー

住所 東京都新宿区矢来町114

交通 東京メトロ東西線・神楽坂駅から徒歩1分


■展示会概要

http://www.ayumi-g.com/ex14/1438.html

早稲田通り沿い。木々に囲まれた一軒家がギャラリーになっています
早稲田通り沿い。木々に囲まれた一軒家がギャラリーになっています

昨日、満を持して写真展にお邪魔しました。

ちょうど香子さんが在廊されており、お話を伺うこともできました。

昨日、満を持して写真展にお邪魔しました。


勝浦やその周辺地域の、暮らしのワンシーン、伸びやかな自然の風景が写し出されていて、そうそうこの空気感がいいんだよなぁ~、と思わず頷きながら見させてもらいました。

今回の展示には、勝浦からも足を運んでくれた方もいらっしゃるそうで、


「写真を見て、『昔ここでこんなことやってたな』って、思い出される方もいらっしゃいます」


と笑う香子さん。

ひとりひとりの記憶の断片が、写真の中に宿っている。

それは、写真の持つ大きな力の一つだと私は思います。


今回の「かずさ」は2回目で、1回目の展示の時にはランドスケープの写真が多かったそう。フォトブックも作られていたそうですが、残念ながら在庫切れ。かわりに、香子さんがキューバを訪ねた時に写し取ったフォトブック『Cuba Libre』を買い求めました。

この中で、ボクシングのシーンが出てくるのが香子さんらしい。

というのも、香子さんはボクシングをやられていたのです。そのボクサー生活のなかで感じたのが、


「上に行くのはほんの一握りで、ほとんど表に出ない人たちばかり」


ということ。やがてその、ボクサーたちにカメラを向けるようになるのです(「写真集『IN THE BOX』蒼穹舎」にまとめられています)。そんなボクサーの写真に対して、「猫」の作品もいっぱいなのがなんともユニーク。ぜひ、機会があればまた勝浦で展示会ができるといいですね。