納品。そして本づくりは、まだ本番。

『房総カフェⅢ』、

『房総カフェⅣ』。

2月5日より販売開始です。

Posted on 2017.2.13

本が届いた時に

本の詰まったこのダンボールの山を見ると

その圧倒的な存在感に
「こんなに刷って大丈夫だったのだろうか・・・」

と、正直一瞬の不安がよぎります。

ですが、すぐ気持ちを切り替えます

「ここからが本づくりの、第二のスタートだ」と。

 

以前、作り上げたものが出版社の倒産により、

掲載させていただいたみなさまの熱量、

そして記事にかけた熱量が、

送り届けられなくなったという出来事がありました。

本はつくって終わりではなく、

いかに送り届けられるかが重要かを、

身にしみて感じたのです。

そこから自費で本を発行し、

自ら本を直接掲載店もみなさま、

販売店のみなさまに送り届ける

というスタイルで走り始めました。

そうして「房総カフェ」の第一弾が生まれました。

 

『本に込められた熱量をいかにこぼさずに送り届けるか』

 

以前本のイベントでお会いしたミシマ社の三島邦弘さんからいただいたことばは、

今も私の本づくりのあり方の軸。

ここは曲げずにいきたい。

本の流通のあり方は、もっと考えられなければならないと感じます。

熱量の伝わり方もそうですし、

もっと本に携わる各プレイヤーたちが、

経済的にも納得のいく関係を築けるはずだと思うのです。

 

読者のみなさま、

取材にご協力いただいた掲載店のみなさま、

本の販売店さま、

そして私。

この『四方良し』の熱量と経済のあり方を模索しながら、

引き続き房総・千葉と、本の可能性を未来に発信していきたいと考えています。

 

■房総カフェⅢ それぞれの食のシーン

https://classicaldesign.jimdo.com/編集室の本/房総カフェⅢ-それぞれの-食のシーン/

 

■房総カフェⅣ 記憶の履歴書 

https://classicaldesign.jimdo.com/編集室の本/房総カフェⅣ-記憶の履歴書/