『房総カフェⅡ 美の遺伝子-我孫子・手賀沼-』完売しました

完全フリーになって初めて出した号でした

おかげさまで本日をもちまして『房総カフェⅡ 美の遺伝子-我孫子・手賀沼-』の編集室在庫がゼロとなりました。お手にとってくださったみなさま、本当にありがとうございました。

 

『Ⅱ』は私が完全フリーになってから初となる自費出版本で、正直、この先どこまで継続できるだろうかという、なんとも言えない不安を抱えながらのスタートでした。それでも既存の出版社さんから出させていただく本とは違う、ほぼ100%自分の編集権を持ってして挑めることに不安以上の可能性、そして楽しさを感じていました。本号は「フリーハンドな編集」を試み始めた号でもあり、店舗紹介という枠を超えて、「North Lake Cafe & Books」「ソメヤファーム」「ili(イリ)」がお互い関わりあうその姿を、白樺派文人たちの友情の絆に重ねて編集した記事が今でも印象に残っています。

 

我孫子と旧沼南町を、歴史と、人が繋がり合うその姿を軸に取材を重ねた「地域の編集」は、後の南房総とパンの編集に生きてきて、そして今は「千葉・房総の編集」というところで試行錯誤をしている、というところです。いろいろな意味で今後に繋がっていった、思い出深い号です。

 

完売となりましたが、我孫子市や柏市、千葉市、勝浦市などの図書館では借りて読むこともできます。地元の方はもちろん、別の地域から移り住んで来られた方、そして次の世代へと読み継がれてゆくことを願ってやみません。

 

取材のご協力いただいたみなさま、本を送り届けてくださったみなさな、そして読者のみなさま、本当にありがとうございました。