10 year anniversary !! 大多喜町「珈琲 抱/HUG」10周年ウィークに参加します

珈琲 抱/HUG →  ● 

9/9(水)-9/13(日)の5日間開催

10年前といえば私はまだ勝浦でもいすみでもなく、内房・木更津のアパートに暮らし、千葉県の情報誌『ぐるっと千葉』の社屋ま自転車通勤していた頃である。そのため当時、大多喜町にある「珈琲 抱/HUG」までコーヒーを飲みに車を走らせるのは、木更津から峠を越え、養老渓谷をかすめてようやく辿り着くという、ちょっとした小旅行でもあった。

ちょうど今の時期は稲刈りを終えて田んぼの匂い、初秋の情緒がふわっと集落に漂う。その向こうで、コーヒーのアロマが訪ねる人々の研ぎ済まされた感性とシンクロしてゆく。

 

房総内陸の穏やかな田園風景に抱かれた地に静かに佇むその珈琲店と、店主の水野さんに惹かれ通ううちに、今に繋がる様々な人たちと出逢う。そういう、人を繋ぐでもあった。そして気がつけば、内房からこちら側へ移り住んでいた。

 

移住の時だけでなく、仕事の依頼を受けていた出版社が倒産した際も水野さんにアドバイスいただき、その製作物を自費出版するに至った。それが『房総カフェ』という本であり、現在の自費出版・自主流通本という仕事のあり方の原点となった。本当に感謝でしかない。

 

そんな「抱」は9/9で、めでたく10周年。

9/9(水)~13(日)の5日間、「10周年ウィーク」としてスぺシャルな次の方々の出店があります。

 

● 9/9(水) 12:00-

カフェ ウシマル(山武市/松尾) →ハンバーガー

 

● 9/12(土) 12:00-

たこ焼き 輪や(八街市) →たこ焼き

 

● 9/13(日) 12:00-

東ノハテノ国(君津市/久留里) →君津産猪ボロニアハムとレモンのパスタと前菜のセット

 

● 9/9(水)より10周年ウィーク記念バッグの販売もあります

 

編集室も5日間、久しぶりの出動となるリヤカー屋台で出店致します。こんな華やかな面々の中、書籍という地味なラインナップで恐縮なのですが…。コーヒーを啜りながら、ぜひ頁をめくってくださればと。

また、最新刊『HOKUSO DAILY TOURISM』で取材させていただいた「恋する豚研究所」(香取市)の完成したばかりのジャム工房で作る「STRAWBERRY&ROSEMARY JAM」や、「オオノ農園」(香取市)の農園自家製ピーナッツぺーストをお持ちしたいと思います。ささやかながら特別な場を盛り上げられればと。

 

どうぞ、記念すべき時を刻むコーヒーを味わいに、初秋の房総へ。

2014年9月撮影。『房総カフェ 扉のむこうの自由を求めて』に掲載した写真
2014年9月撮影。『房総カフェ 扉のむこうの自由を求めて』に掲載した写真