先日、大多喜町にある自家焙煎珈琲店「焙煎香房・抱(HUG)」さんで豆を買いに行くと、店主の水野さんが、
「ほら、この絵!」
と、一枚のチラシを差し出してくれました。
それは大多喜の「葵の会」の方々が行われている「二十八市(にっぱちいち)」の告知チラシ。3月2日に、城下町の風情漂う目抜き通りで様々な催しが行われます。勝浦市の「かつうらビッグひな祭り」への行き帰りに立ち寄ってみてもいいかもしれませんね。
「第23回 二十八市」
日時 3月2日(日) 10~15時(雨天変更あり)
内容
・帯で結んだおひな様
・よさこい踊り(12時~)
・「たけのころっけ」(11時~)や団子の販売
・茶席 ・フリーマーケット
・貝に絵を描く手作り体験
さて、催しも気になりますが、注目はまさにその「絵」です。
いすみ市在住のイラストレーター、せきねゆき(どら)さんの描いた、吊るし雛と女の子の可愛らしい絵が、チラシの全面を彩っています。
吊るし雛を前に屈託なく微笑む女の子、
そして愛おしそうに手鞠を手に取る女の子。
お節句の悦びにあふれ、そしてどこか懐かしい気持ちにさせてくれる。
そんなほっと心が和らぐ絵に思わず引き込まれてしまいます。
どらさんは『晩夏』(新風舎)で第9回文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞した実力派で、様々な作品を創られていますよ。
抱さんの珈琲豆販売カウンター脇にも絵が飾られています。
珈琲を味わいながら、ぜひ絵の方も楽しんでみてください。