Katsuura Local Press No.3「上野」〜勝浦市の上野は田園のワンダーランド

勝浦市の里山。

美や、美味しさを再発見

Posted on 2015.12.22



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千葉県勝浦市の「地域おこし協力隊」のプロジェクトのひとつとして進めている『Katsuura Local Press』。地域に溶け込み、地域の人たちに親しまれる「地域の宝」にスポットライトを当てていくフリーペーパーですが、第二弾の「鵜原&理想郷」編に続き、第三弾の「上野」編ができあがりました。

 

今回のコンテンツは・・・

 

●Bon Festival dance「慈眼寺の盆踊り大会」

●UENO noodles「上野の麺類」

●Sake Brewery Ueno「上野の造り酒屋」

●GUDE MAP「上野マップ」

 

です。

 

勝浦市外の方からすると、そもそも「上野」と訊いて思い浮かぶのは「上野駅」「上野動物園」あたりじゃないでしょうか(伊賀上野、という方もいらっしゃるかもしれませんが・笑)。実は昭和30年の合併までは、現在の勝浦市域に「上野村」という、独立した行政区がありました。

 

太平洋から陸に向って勝浦市を見てみますと、まずリアス式の美しい海岸線があり、その海岸線にすぐ丘陵が迫り、崖または急坂となって落ち込んでいます。その断崖絶壁がもっとも見事なのが鵜原理想郷でありましょう。その丘陵部、丘の上は海辺と打って変わって、のどかな田園風景が広がります。ここが上野地区にあたり、夷隅川の上流域になります。夷隅川は勝浦市の海岸部には流れ込まず、南北まったく逆方向に進路を取り、より内陸の大多喜町、そしていすみ市へと流路をなぞっていきます。勝浦市の海岸エリアと、内陸エリアはこのように、高低差、地形、そして流域圏がまるで異なります。そのため、初めて上野地区を訪ねると「ここが港町の勝浦市なの!?」と、イメージとのギャップに驚きを隠せません。これらの地勢、風土の違いは、車で15分圏内に、里海も里山も両方の恵みを享受できることを意味しています。里山エリアで畑仕事をして、合間に海釣りに興じる。そんなライフスタイルはごく普通に送ることができるのです。

 

そんな勝浦市において、これまでは海岸エリアの「興津」と「鵜原」の編集をしてきました。では、そろそろ丘の上の魅力もまとめよう、ということで「上野」編の登場となりました。上野地区はこれまで、「酒」「巨木」で語られることが多かったところですが、そこに「麺」や「住民手作りの催し」を編み込んでみました。

 

紙媒体の『Katsuura Local Press』は勝浦駅前観光案内所やお茶の間ゲストハウスなどで配布しております。掲載のご協力をいただいた「慈眼寺」「大衆割烹 味翔」「手打ちうどん 多吉」「吉野酒造(腰古井)」にも置いて頂いています。

 

今回、取材のご協力をいただいたみなさまに改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。勝浦市の知られざる魅力を、ぜひ感じていただければ幸いでございます。